会長あいさつ



第43号
得がたい知恵を発掘する「自由研究」。 
会 長  竹 原  裕
会長あいさつ
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平成29年度愛知教育大学同窓会総会・懇親会
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会員の声
会長 竹原裕 写真 今年の梅雨は日本列島の各地で記録的な豪雨をもたらし、河川の氾濫等による大きな被害が続きました。中でも九州北部豪雨では福岡・大分両県を中心に、土砂崩れで流れ込んだ土砂や木材が民家に押し寄せて孤立した地域では、多数の犠牲者が出ており、連絡の取れない行方不明者の捜索は現在も続いています。
 地元東海地方でも局地的大雨により愛知県北部の河川が一時氾濫し、小牧・犬山で道路や家屋の浸水が相次ぎましたが、人命に拘わる被害が無かったのは幸いでした。
 日本の梅雨が今年のように局所的な豪雨や、夏の暑さが連日30℃を超える猛暑が続くと、異常気象や地球温暖化による影響に不気味な不安を感じてしまいます。
 近年の地球規模の気候変動が深刻な事態だという認識は、世界の国々で共有されており、国際社会が協調して取り組むべき問題の一つであることは間違いありません。
 国連等を中心に世界が一致団結して万全な対策を講じることが望まれるところです。
 さて、今年も夏休みが終り学校では2学期がスタートしましたが、子どもたちにとって、夏休みが日常の学校生活では体験できない貴重で意味のある時間として、有意義に過ごすことが出来たでしょうか。巷では「夏休み不要論」を声高に唱える評論家や、新学習指導要領を週5日制の中で実施するために、夏休みの大幅な短縮を検討している自治体もあるようですが、どちらも夏休みの意味や有効性を認識しようとしない残念な対応のように私には思えます。
 人間が生きていくためには「知識」と「知恵」の両方が必要です。知識を身につける学校での授業と、世の中や社会を自分の目を通して見て、問題や改善を探りながらより正しい答えを出す知恵を育むことの両方が必要で、子どもたちにとっては夏休みこそがこの知恵を獲得できる絶好の機会にもなる筈です。
 幸い多くの学校では夏休みの宿題に「自由研究」が実施されているようで、子ども自らが主体的に興味・関心のあるテーマや目標を掲げて、時代や技術的背景等を考えながら、自分なりの答えを導きだすプログラムを組み立てる学習は、新学習指導要領にあるアクティブ・ラーニングの主旨に沿った学びの姿とも言えるでしょう。
 自由でのびのびしたアイディアや個性的な発想によって導き出された「答え」を、ユニークで貴重な知恵に繋がる可能性を秘めた夢として認識することは、必ず子どもたちの将来の財産として役立つことを信じています。
 一方、保護者に行ったアンケートでは、夏休みの自由研究を「大変負担に感じている」と答えた親が約70%と極めて多く(日本能率協会〈東京〉調べ)、特に母親には大変不評のようです。しかし最近では、自由研究に役立つような体験の機会も増え、親子が参加できるイベントなどを企業や各種の団体が実施している例も多く、自分の興味や関心に沿った多くの知恵に気付き、思わぬ自己発見に触れる楽しさを忘れずに、今後も挑戦してほしいと願っています。