平成29年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言



第43号
 本年度、総会終了後、当日参加された会員から本学同窓会に望む声を自由に発言していただく時間を設けました。発言要旨を掲載させていただきます。
会長あいさつ
母校だより
進路状況
施設紹介
平成29年度愛知教育大学同窓会総会・懇親会
平成29年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言
愛知教育大学同窓会会則・寄附金等受入規約
個人情報保護方針
役員・支部長
事業報告
事業計画
決算
予算
実施事業の概要報告
地区・支部だより
会員の声
名古屋市立豊岡小学校(名古屋地区会瑞穂支部長) 立石啓子
外国語教室(昭和55年卒業)

愛教大に望むこと
 5月に行った瑞穂区の新規採用者の会で、大学で学んでおきたかったことを自由に発言してもらいました。予想以上に、学校現場で実務的な問題に直面していることが分かりましたので、お伝えします。
○学校組織について学んでおきたい。教務・校務・事務・渉外等や、職名、主任名の種類とその職務内容。養護教諭、栄養教諭、学校事務職員、スクールカウンセラー等、チーム学校には様々な職員の連携が求められる。また、校務分掌の種類や内容についても知っておきたい。
○保護者からのクレーム対応や食物アレルギー対応等、現場ですぐに必要な知識や心構えを学んでおきたい。
○新学習指導要領に対応した道徳の授業の進め方や評価、小学校外国語の指導方法などを学びたい。英語はTOEICのスコアが良くても教えることができるわけではない。小学校で英語に出会う子どもたちが英語嫌いにならないために、指導技術を身に付けたい。
○もっとコンピュータスキルを身に付けたい。名簿作成、成績処理などにexcelは必須であり、テスト作成に必要なソフトウェアも活用できるようにしたい。
○学校で作成する諸帳簿の種類や内容について知りたい。また、それらの取り扱いや個人情報の保護等についても学んでおく必要がある。
○一般教養はほとんどが大学1・2年生で修了してしまう。3・4年生でも実践的な内容の授業が受けたい。
○教員採用試験のための、小論文の対策を行ってほしい。
 OJTが求められつつも、学校現場にその余裕が無く、教育センターでの研修にも限りがあります。教員採用者数が全国一の愛知教育大学ならではの、即戦力となる人材の養成を期待します。

岡崎市立翔南中学校(三河地区会岡崎支部 青年部副部長)
 石川俊之
国語教室(平成18年卒業)

愛知教育大学に望むこと
 三河地区において青年部役員会を開催し、各支部の青年部長と懇談する場を設けました。各支部からは、情報交換と教員間交流をねらいとして、趣向を凝らした取り組みがなされていることが報告されました。とりわけ新規採用会員から、「現場での不安や悩みが、同窓会の諸活動によって少なからず解決され、その後の活力になっているという声が上がっている」という意見が交わされました。
 このように、同窓生による縦と横のつながりをさらに強化していくことが、最大の役割であると考えます。
 しかしながら、近い未来に目を向けると、少子化による子ども人口の減少に伴い、教員需要数の低下、さらには未来を担う若手教員の減少が避けられない状態となっています。
 一方、愛知県では、大量退職により新規採用教員を増やす必要があるということも耳にします。限られた若年層の中から、「子どもが大好き」「先生になりたい」と強く願い、教育現場への憧れに満ち溢れた人材を育成していくことが必要であると考えます。
 現状、多くの学生にとって現場との接点は、「実践力の養成」をねらいとした教育実習です。それだけに留まらず、学生が現場の教員をより身近に感じることのできる交流活動をさらに充実させることにより、教職への憧れを強く抱くきっかけづくりにできると考えます。現職も学生も同じ志を抱く「仲間」です。愛知教育大学と同窓会が連携し、これからの教育を支えていく存在であり続けられるよう、切に願います。

犬山市立犬山西小学校(尾張地区会犬山支部支部長) 田憲明
生物学教室(昭和55年卒業)

同窓会に望むこと
 教育系大学の中で、愛知教育大学は確固たる地位を築いており、私自身愛知教育大学の卒業生であることに誇りをもっています。
 恩師の生き方や考え方に触れ、その後の自分の教師としての根本を創っていただきました。先生に出会って既に40年となりますが、今でもお目にかかるたびに刺激とエネルギーを分けていただいています。
 愛教同の先輩や同僚との関係も同様で、何かにつけ親身になって相談にのってもらい、温かいアドバイスをいただきました。時に厳しい言葉ももらいましたが、すべては教師としての成長を願ってのことでした。また、学校を離れたところでも先輩から学ぶことが多くありました。背中を見て学ぶことを実践してきたように思います。
 現在はベテラン教員の大量退職と若手の採用が続き、中間層が少ない状況です。現場では若手教員を指導できる教員が不足しています。先輩の指導を見て自分の指導に生かすことが、今の若い先生方には難しくなっているのです。こんな時代だからこそ、同窓会として若い仲間を支え育てていく必要があると考えます。
 愛教大では深い専門性と教科に対する高い識見を身につける。その上で、現場に出てから子どもと向き合う中で、経験を積み、仲間と切磋琢磨し合い、本物の教師力を身につける。教育を取り巻く情勢が難しい時代ではありますが、組織をあげて仲間とともに歩み、高め合う愛教同でありたいと願っています。

豊田市立豊田特別支援学校 田中裕美
特殊教育教室(昭和56年卒業)

県立学校部の活動について
 県立学校部は、今年度1,317名の会員がおり、県立の高等学校と特別支援学校に勤務する者で構成されています。
 県内を6ブロックに分け、研修会を行ったり親睦を深めたりと会員の資質向上を目指して活動しています。年に2回、管理職・行政職の研修会も行い、情報交換を密にして愛知の高校教育・特別支援教育の推進のため努力しています。また、女性部も年に1回夏休みに研修会を設け、県内から100名近くの会員が集まり外部講師を招いての研修会を行っています。
 県立学校部では、高等学校の管理職が大きく減少しているため高等学校勤務の会員を把握することが難しくなっていることや、次を担う同窓のミドルリーダーの育成が大きな課題になっています。今後、愛知教育大学から高等学校教員を目指す熱意ある学生が増加することを熱望しています。
 また、特別支援学校教諭免許状の取得向上に向け、認定講習等の講座を増やしていただくことを希望します。そして、愛知教育大学から愛知の特別支援教育を推進する人材が育ってくることを期待しています。
 このように、県立学校部では、同窓会の充実発展のために努力していきたいと思います。今後も、愛知の高等学校教育、特別支援教育の充実のため、多くの同窓生を送り出していただきますよう、よろしくお願いします。