平成28年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言



第42号
 本年度、総会終了後、当日参加された会員から本学同窓会に望む声を自由に発言していただく時間を設けました。発言要旨を掲載させていただきます。
会長あいさつ
母校だより
進路状況
施設紹介
活躍する本学の学生
平成28年度愛知教育大学同窓会総会・懇親会
平成28年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言
愛知教育大学同窓会会則・寄附金等受入規約
個人情報保護方針
役員・支部長
事業報告
事業計画
決算
予算
実施事業の概要報告
地区・支部だより
会員の声
名古屋市立高蔵小学校(名古屋地区会青年部長) 石井雄太郎
保健体育教室(平成16年卒業)

愛知教育大学に望むこと
 名古屋地区会青年部では、約100名の新規採用者を迎えました。名古屋地区会では、愛知教育大学同窓生の割合が減少傾向にあります。私が卒業した13年前に比べると、面接や小論文など採用試験に向けた対策や指導案の書き方など手厚い指導がされていると聞きました。新規採用者の減少を食い止めるには、このような大学での指導が継続し、さらに充実していくことが重要であると考えます。
 今年度、私の学校に愛教大の同窓生が採用され、4月から勤務をしています。彼は、とても頑張り屋で、毎日夜遅くまで学校に残って仕事をしています。その彼に話を聞くと、「大学のころにもっと、学校現場ですぐに役立つような講義があるとよかった」と講義内容の充実を切望していました。講義内容の充実に加え、教育実習などの学校現場での経験がとても重要であると考えます。学生の頃から教育実習以外でも、現場を肌で感じることができるような実習が増えることが青年部、とりわけ1〜2年目の先生にとって大きな財産になると思います。愛知教育大学は、愛知県の中で唯一の教員養成系大学です。愛教大の同窓生が「我々は、愛教大を卒業した教育のプロ」と自信をもって教壇に立つことができるよう、より現場に役立つ講義、実習を切に願います。
 今後、愛知県の大量退職による新規採用者の増加に伴い、愛知教育大学の存在はますます大きくなります。10年後、20年後の愛知の教育を見据えて、大学と教育現場が一体となって頑張っていきたいと思います。

安城市立安城北部小学校(三河地区会安城支部支部長) 太田豊彦
物理学教室(昭和54年卒業)

同窓会に望むこと
 伊勢志摩サミットが無事終了しました。1年前、竹原同窓会長さんが、同窓会報第41号で紹介された元外交官の言葉が心に残ります。次の文言です。『国際交渉での勝負は結局のところ、教養と人間的魅力である』
 私は教員の仕事も同じだと思います。教育活動における児童・生徒との勝負は、教養と人間的魅力で決まると言い換えても異論は無いでしょう。母校である愛知教育大学は、教員養成大学の中では教員就職者数が全国一の実績を持っています。同窓生として誇らしい限りです。
 私が母校と同窓会にお願いしたいことは、教養に裏づけされた人間的魅力と柔軟性をもつ学生や人材の育成です。愛教大では『学び続けるプレ教師の育成と学び続けるプロ教師の支援』を掲げています。その一環として、本年度始まる愛教大の2年生の学生を対象としたミニ教育実習とも言える取り組み「学校サポート活動」が開始されます。この取り組みに大きな期待を寄せています。
 実践的な母校の教育活動が充実する中、私たち現場の人間は、子どもたちとの良き出合いを演出し実習生への誠実な指導により「学校への応援団」を作るのだという意識を今まで以上に大切する必要性を感じます。やがて実習生は児童生徒の保護者となります。
 思索を大切にする人間、チームの一員として児童生徒の成長の喜びを共有できる人を、学校現場と子供たちは求めています。学校応援団は現場の私たちが作ります。

瀬戸市立東山小学校(尾張地区会女性部長) 前田孝子
幼児教育教室(昭和55年卒業)

愛教大に望むこと
 私事ではございますが、私は子どものころから教師になるのが夢でございました。今の私があるのは愛教大に入学したからであり、まさに愛教大は私のルーツであり、ふるさとだと思います。愛教大出身であるという誇りとたくさんの仲間がいるという支えが数々の困難を乗り越えさせてくれました。ふるさとがいつまでも暖かく、やさしく、そして、元気であることを願ってやみません。現在、愛教大が全国の教員養成大学の中で、教員採用状況が秀でているという事実を知り本当にうれしく思います。
 いじめ・不登校は言うに及ばず、児童虐待や貧困児童など子どもたちを取り巻く状況は深刻です。学校現場では多様な子どもたちの指導に悩み、保護者の対応に苦慮する教師がたくさんいます。そのような中、チームとしての学校、そして、学校だけにとどまらない地域ぐるみの教育が求められています。私たちは、高い理想の下、助け合い、学び合い、高め合う教師でありたいと思います。どうか、愛教大の学生が、人と関わることに喜びを感じ、主体的かつ協働して活動できる教師となれますよう育てていただきたいと思います。そういった意味でも、「実践力の養成」をキーワードに進められる愛教大の新しい体制を素晴らしいと感じ、期待が膨らみます。
 これからも、愛教大出身者が教育界のリーダーシップをとり続けることが、愛知県の教育を充実させることだと信じています。どうぞよろしくお願いします。

愛知県立名古屋聾学校(県立学校部) 大胡田昭二
哲学教室(昭和58年卒業)

高等学校及び特別支援学校を目指す学生の育成
 県立学校部は県立の高等学校と特別支援学校に勤める者で構成され、県内を6ブロックに分けて活動しています。各ブロックでは、会員の親睦とともに会員の資質向上を目指した研修を行い成果を上げています。また、県立学校部全体では、管理職やミドルリーダーを対象とした研修会だけでなく、本学学生を含め教員を目指す者を対象とした研修会も行い大きな成果を上げています。
 県立学校部の会員数は、1,315名と、昨年度に比べ微増ですが、毎年、年度はじめには会員の把握が大きな課題となっています。特に初任者を含め若手の同窓の把握が十分ではなく、大学の協力をいただきながら、いろいろな方面から把握に努めています。
 また、近年の動向として、高等学校での管理職が大きく減少し、強い危機感を抱いています。県立学校部としても、高等学校教育を推進するミドルリーダーの育成に努めていますが、高等学校において次の世代を担う同窓がなかなか増えないため、苦心している現状です。
 このような状況から、高等学校教員を目指す学生が今まで以上に増えてくれることを強く望んでいます。県立学校部も引き続き、教員志望の者を対象とした研修会等の充実を進め、同窓会の充実発展のために努力してまいりますが、大学におかれましても、ぜひ、愛知の高等学校及び特別支援学校に多くの有能な同窓を育成し送り出していただきますよう、よろしくお願いします。教育の専門家である同窓の教員が増えることが、高等学校教育及び特別支援教育の発展につながるものと確信しています。