愛知教育大学同窓会 TOP  

会員の声

「花」から育む豊かな心 「恩送り」の心を胸に
鬼頭知生 画像鬼 頭 知 生
小学校教員養成課程
音楽教室
(平成4年卒業)
津島市立高台寺小学校

 桜、藤、芝桜、睡蓮、紫陽花…。本校では、季節の移り変わりを花で感じることができます。職員室の窓から見える花々の向こうに、元気に校庭を走り回っている子どもたちの姿を見ると心が温かくなります。
 私は、花を通して季節の移り変わりを味わうことが楽しみの一つであり、全校朝会で花に関する話をすることもあります。以前、紫陽花の話をした際には、休み時間に実物を見に行く子どもたちが多くおり、興味や関心が高まったことをとても嬉しく思いました。
 近頃は、気候変動で日本の四季を感じづらいときもありますが、日本の四季のよさはまだまだたくさんあります。子どもたちには、移り変わる花々の様子を五感で受け止め、その時季にしか味わえない魅力を感じてほしいと願っています。私自身も、日々の生活の中で自然に心を寄せるゆとりを忘れず、子どもたちと共に豊かな感性を育んでいきたいと思います。

浅野陽平 画像浅 野 陽 平
初等教育教員養成課程
国語科
(平成18年卒業)
一宮市立今伊勢中学校

 教員生活をスタートさせてから20年目となりました。授業準備や学級経営に試行錯誤を繰り返し、上手くいかずに悩むこともたくさんありました。そんな私を支えてくれたのは、諸先輩方のアドバイスや温かい励ましの言葉でした。特に初めて赴任した中学校では、「絶対にあきらめない」「だれも見捨てない」ことを、時には生徒とぶつかり合いながら、チーム・組織として関わっていくことの大切さを深く学ぶことができました。
 いつの間にか、校務主任として3年目を迎え、職場には後輩たちが多くなりました。そこで心がけるようになったのは、「恩返し」ではなく「恩送り」です。先輩方に育てていただいたように、今度は私が自身の経験や失敗談を伝えることで後輩たちの力になりたいです。これからも学び続ける姿勢を大切にし、子どもたちや仲間と共に成長を続けます。


教えることで、教えられる ありがとうございました。
馬場絢子 画像馬 場 絢 子
初等教育教員養成課程
家庭専修
(令和5年卒業)
犬山市立東小学校

 教員になって、4年目を迎えました。経験を重ねる中で、以前よりできるようになったこともありますが、それ以上に教育の難しさを感じる場面が増えたように思います。子どもたちは一人一人考え方や感じ方が異なり、「この声かけでよかったのか」「本当に子どもたちのためになっているのか」と悩むことは今でも少なくありません。授業や学級経営が思うようにいかず、反省する日もあります。しかし、その失敗を振り返るたびに、次はこうしてみようと前向きな気持ちにさせてもらっています。教える立場でありながら、実は子どもたちから教えられることの方が多いのかもしれません。また、経験を積めば悩みが少なくなると思っていましたが、そうではありません。それでも、子どもたちと向き合い、試行錯誤を繰り返す毎日が、自分を少しずつ成長させてくれていると感じています。これからも、一人一人に寄り添う姿勢を大切にし、子どもたちとともに学び、成長し続けられる教員でありたいと思います。

古川裕章 画像古 川 裕 章
化学教室
(平成元年卒業)
名古屋市立ほのか小学校

 6月、久しぶりに大学を訪れました。一緒に向かったのは化学教室の同級生でした。還暦を迎えるこの夏、まさか、19歳の頃と全く同じように、彼を助手席に乗せて大学に向かうことがあるとは想像もしていませんでした。さらに、19歳の頃と同じ店で同じ友達と同じとんかつ定食の昼食を共にしました。当時と全く変わらぬ様子で彼らと一緒にいることが、不思議で仕方ありませんでした。なんて幸せなことだろうと思いました。
 同窓会の組織があり、これまでに年次や支部、教科等々、さまざまな場面で一緒に過ごした仲間、先輩も後輩もたくさんいて、おかげで私の人生はどれほど豊かなものになったのだろう、そう思うと感謝の言葉しかありません。同窓会とこれまで出会った皆さんにあらためて、「ありがとうございました。」


「出会い」に支えられて 「叱る」ということ
秋山彩季 画像秋 山 彩 季
初等教育教員養成課程
教育科学選修
(平成20年卒業)
名古屋市立稲葉地小学校

 教員としての歩みは、多くの方との出会いに支えられて成り立ってきたものだと実感しています。子どもへの関わりに悩む中で、「大丈夫。必ず伝わっているよ。」と声を掛けてくれた同僚の一言に、何度も背中を押されました。育児休業後に復帰した際には、コロナ禍で大きく変化した教育現場に戸惑うばかりでしたが、「先生ならすぐに慣れるよ。」と温かく励ましてくれた先生方の存在に救われました。異動のたびに別れの寂しさはありますが、それ以上にかけがえのない出会いがあります。校種や勤務地が変わっても声を掛け続けてくださる先輩の存在にも支えられ、人とのつながりの大切さをあらためて感じています。学年主任として後輩たちと学年をつくり上げる立場となった今、責任の重さを感じるとともに、それは私にとって新たな学びの機会ともなっています。これからは後輩と向き合いながら共に悩み、少しでも彼らの支えとなれる存在でありたいです。

眞谷優吾 画像眞 谷 優 吾
初等教育保健体育科専修
(令和5年卒業)
名古屋市立御器所小学校

 教員という仕事をしていると、子どもたちに「叱る」場面が多くあります。しかし、今の時代では、「叱る」ときの言葉の使い方にとても気を使わなければなりません。その面倒さ故に、「叱る」ということをなるべく避けている方もいるのではないでしょうか。
 自分の過去を振り返ると、大人に叱られた経験は多くありました。しかし、今思うとその経験が自分を成長させてくれました。叱ってくれた人は、自分のことを大事に思ってくれていたのだと思います。自分を叱ってくれた人には「感謝」の気持ちでいっぱいです。
 これから自分と関わる子どもたちが立派な大人になれるように、あの先生にあのとき叱られてよかったなと思ってもらえるように、子どもたちと本気で向き合って、「叱る」ことも避けずに指導をしていけたらと思っています。もちろん、「叱る」より「褒める」ことがいっぱいの学級を作ることが一番の目標です!


思い出の授業 「何のために」を考えて
小野敏征 画像小 野 敏 征
小学校教員養成課程
理科教室
(平成4年卒業)
田原市立亀山小学校

 自分が小学生の時、担任の先生が理科の授業で、近くの工事現場へ連れて行ってくれました。とても暑い日だったのですが、その工事現場には大きなむき出しの崖「露頭」があり、きれいな層を見て「ケーキみたいだな〜。」と思ったのを覚えています。でも、実はそのことよりも、帰りの出来事を強烈に覚えています。担任の先生が、「一列に並べ!」と、自動販売機の前に僕たちを並べました。そして、100円玉を入れて、「どれがいい?」と一人ひとりに聞いてくれました。僕たちのクラスは40人以上もいるのに、全員にジュースをおごってくれる先生は、大金持ちだと思いました。そして、「このことは内緒だよ。」と言われ、僕はその約束をずっと守ってきました。理科教師となって36年。確かに理科が好きですが、僕は「教師になったら大金持ちになれる。」と信じてこの仕事に就いたのかもしれません。いつまでも忘れない、思い出の授業です。

日比野香代 画像日比野 香 代
中等教育教員養成課程
音楽専攻
(平成17年卒業)
豊田市立山之手小学校

 とにかく目の前の課題をこなす学生時代でした。教員になっても変わらなかったので、当然、授業や指導はうまくいきませんでした。初任の夏休み、授業を考える際に「子どもが本当に学びたいと思うのか、その問いで子どもは何を考えるのか」を大切にするよう教えていただきました。「子どものために」を課題とすることで自分のやるべきことが広がりました。
 それから授業では、子どもが学びたいと思えるような導入や手立てを工夫したり、子ども同士が考えを伝え合い学び合うことを大切にしたりしました。年月を重ね、児童にも「何のために学ぶのか」「何のために行動するのか」を問いかけるようにしたことで、目的意識をもって行動できる姿が増えていきました。
 今後も、変化する社会に対応しながら学び続け、一人一人の子どもに丁寧に寄り添っていきたいと思います。


やりがい 笑顔っていいな
村田真一 画像村 田 真 一
教育学部初等社会・哲学
(令和6年卒業)
豊川市立御津南部小学校

 愛知教育大学を卒業して、地元を離れ、豊川で小学校の担任をしております。現場での毎日は試行錯誤の連続ですが、子どもたちの成長を間近で見られることは、教師としてのやりがいだなと実感しています。特に去年、社会科で実践した「青い目の人形」の授業では、歴史的な背景から、平和を願う先人の思いを真剣に考え、歴史を自分なりに捉え直そうとする子どもたちの姿に胸が熱くなりました。また、回を重ねるごとに授業後の感想の量が目に見えて増え、短期間でこれほど伸びるのかと圧倒されました。3年目で仕事に少しずつ「余裕」がもてるようになった今、これまでの経験を自信に変えながらも、初心を忘れず、ひとりひとりの子どもたちと真剣に向き合っていきたいです。子どもたちが安心して挑戦できる学級、毎日学校に来るのが楽しみになる学級を目指し、子どもたちに寄り添い、共に歩んでいきたいと思います。

竹之内賢二 画像竹之内 賢 二
特別支援学校
教員養成課程
(平成19年卒業)
愛知県立春日台
特別支援学校

 私は、この4月から春日台特別支援学校の仲間入りをしました。転勤でどきどきした私の心を和らげてくれたのは、たくさんの「笑顔」でした。まずは、先生方からの笑顔での出迎え。そして、なんと言っても、子どもたちが登校してからのにぎやかな学校の様子。できたことに喜ぶ生徒、給食をおいしそうに食べる生徒、情緒が乱れても先生方と時間をかけて立ち直り笑顔に戻る生徒など。たくさんの笑い声や笑顔のおかげで、いつのまにか私の不安も薄まりました。また、同時に、教員のやりがいについて再認識することができました。
 令和8年度も数か月が終わりましたが、現在もあたふたする日々は続いております。そんなときこそデスクワークをほんの少し後回しにし、子どもたちや先生たちと触れ合いながら私自身が元気をもらって楽しく過ごしています!これからも、みんなが安心できるような「笑顔溢れる学校」を目指して取り組んでいきたいです。


0を1にする努力を
惜しまない。
佐藤圭一 画像佐 藤 圭 一
小学校教員養成数学科
(平成12年卒業)
刈谷市議事課

 皆さん、0と1の差は大きいですか。小さいですか。私は大学時代にソフトボール部に所属し、卒業までに3部から1部リーグまで経験し、毎回新たなレベルでプレーしました。その後、就職氷河期世代の1人として、縁あって刈谷市職員となり、これまで税や財政、福祉などの部署に在籍し、様々な業務課題に対し、自分なりの答を出してきました。市役所は部署が変わるたびに0から知識を習得する必要があります。自分の知識、経験を0から1にすることは大きな苦労を伴いますが、「知っている」ことの価値は非常に大きいと思います。現役学生の皆さん、0と1の違いはとても大きいものです。今しかできないことや今しか読めない本など、自身の人生における「知っている」を1つでも増やしてください。それが将来の夢を実現するための武器になり、お守りにもなるはずです。今後も同窓会の一員として、会の発展に寄与できたらと考えていますので、よろしくお願いします。


教育未来館
【教育未来館】
同窓会から補助をいただいている「学生の就職支援活動」が、ここで行われています。