愛知教育大学同窓会 TOP  

母校だより

同窓会広報

第49号
創基150周年を祝して
名誉会長  野 田 敦 敬
会長あいさつ
母校だより
進路状況
令和5年度愛知教育大学同窓会総会・懇親会
令和5年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言
愛知教育大学同窓会会則・寄附金等受入規約
個人情報保護方針
役員・支部長
事業報告
事業計画
決算
予算
実施事業の概要報告
地区・支部だより
会員の声
名誉会長 野田敦敬写真

 本学は、明治6(1873)年に愛知県養成学校として設立され、以来一貫して有為な教員の養成を第一の目的とし、教育研究の充実を図ってきました。令和5(2023)年には一つの節目となる創基150年を迎えました。

 明治の先人たちは、教育を新しい国づくりの礎と考え、近代的な学校制度を整えました。その後、大正、昭和、平成、令和と時代は移り、世界は加速度的に変化し続けていますが、国づくりの根幹は、今も変わらず人づくりです。他方、新しい時代を切り拓くには、高邁な理想を共に抱く仲間、柔軟で斬新なアイディア、協働してやり遂げる強い意志が必要です。こうした考えの下、これまでに培ってきた教員養成の「知の拠点」としての役割を果たし続けるため、そして本学の取り組みを未来へとつなぐために、令和3年3月に「未来共創プラン」(愛知教育大学中長期ビジョン・目標・戦略)を策定し、学長就任時にキャッチフレーズとして掲げた「子どもの声が聞こえるキャンパス」、「地域から頼られる大学」の実現に向けて、取り組んでいるところです。例えば、「子どもキャンパスプロジェクト」では、昨年度は30回ほどのイベント等に約3000人の子どもたちを招くことができました。引率の先生方、保護者、本学の学生・教職員、地域で協力いただいた方は約2500人となります。子どもと触れ合う中で、学生は教職等への意欲を高め、子どもは活動対象や教職に関心をもってくれることをねらっています。また、今年度は「子どもまんなかシンポジウム」を12月23日午後、本学講堂で開催します。このシンポジウムでは、子どもたちの声を聴き、子どもたちの思いを活かした教育とは、学校とは、どのようなものかを問い、子どもたちと語り合うことを通して教職の魅力を共に創る場づくりとしたいと考えています。

 さて、同窓会からも多大なるご寄付をいただき、創基150周年記念事業として、いくつか準備を進めています。御礼を兼ねまして、この場をお借りし、概要を紹介いたします。

 まず、11月19日(日)に記念式典を本学講堂にて開催します。午前の記念講演は、本学美術教室を昭和63年3月に卒業され、現在、東京の森美術館館長であり日本ユネスコ国内委員会委員も務められている片岡真実様にお願いしています。本事業のコンセプト「伝統と共創」や教師の魅力を含めた内容となると思います。午後は、本学の6附属学校の児童生徒をメインに、卒業生や本学同窓会管弦楽団も華を添え、150年のあゆみの集大成として心温まる記念音楽会を開催します。音楽会のエンディングはフロアも交えた参加者全員による合唱奏を行います。

 次に、シンボルツリーとして「ヒガンザクラ」を構内の2カ所に記念植樹します。他に150周年記念誌の作成、記念展覧会として、記念写真展と地域の教育に関する企画展(青い目の人形展)を開催します。その他「記念事業実施に係る愛知教育大学未来基金への募金広報活動」も実施していますので、本学HPをご覧いただき、ぜひご協力ください。


公務員部会の紹介

新たに設立された「公務員部会」

 愛知教育大学同窓会は、教員養成系大学の同窓会として、幅広く活動を行い、同窓生や後進の活躍を支援してきました。創立以来、愛知県を中心とした地域に多くの学校教員を輩出し、地域や社会の未来に貢献してきましたが、昭和63年(1988年)から、教員養成を目的としない課程等を設置し、公務員や民間企業等で活躍をする人材も輩出してきました。

 卒業生の進路の多様化の中で、本学が教員養成系大学として成り立ってきたという歴史的な経緯から、同窓会は学校教員に対して幅広く活動と支援ができているものの、それ以外の進路を選んだ同窓生への活動や支援は、度重なる試みにもかかわらず、なかなか充実できませんでした。特に企業で活躍されている同窓生については、さまざまな企業で活躍されている現状もあり、連携し合って活動することが困難な状況にあります。

 こうした状況の中、本学は、平成29年(2017年)に教育支援専門職養成課程として、心理コース・福祉コース・教育ガバナンスコースを設置しました。そして、令和3年(2021年)に本課程の最初の学生が卒業し、公務員等を中心に活躍の場を得ております。そこで、本学同窓会としては、学校教員以外の進路を選んだ卒業生への活動と支援のために、まずは今後最も多くなっていくと考えられる公務員を対象とした公務員部会の設立を目指すこととしました。そして、令和5年(2023年)の総会において公務員部会の設立が承認されました。

 本学の多くの同窓生が、同窓会を通して交流し、子どもたちや社会の未来のために貢献できるよう希望しています。

【公務員部会について】
○ 部会の目的
公務員部会は、部会員の親睦、共励をはかるとともに、母校の発展、教育、文化の振興に寄与することを目的とする。
○ 理事会への理事の派遣
公務員部会の部会長ならびに事務局長を、同窓会理事会の理事として推薦する。
○ 部会員と組織
公務員部会の部会員は、愛知教育大学同窓会の会員のうち、公務員及び公務員の在職経験者とする。ただし、教員や学校事務職等で他の地区会等の所属している者を除く。
公務員部会の部会員は、支部を置くことができる。また、今後、多くの自治体への参加を呼び掛ける。
○ 令和5年度参加自治体
岡崎市、半田市、刈谷市、豊田市、安城市、知立市、高浜市、みよし市、東浦町

音楽棟改修

音楽棟 外観
外観
音楽棟 中庭夕景
中庭夕景
音楽棟 演奏室
演奏室
音楽棟 玄関ホール
玄関ホール