母校だより



第44号
愛知教育大学の改革の課題
名誉会長  後 藤 ひとみ
会長あいさつ
母校だより
進路状況
施設紹介
活躍する本学の学生
平成30年度愛知教育大学同窓会総会・懇親会
平成30年度 愛知教育大学同窓会総会での会員の発言
愛知教育大学同窓会会則・寄附金等受入規約
個人情報保護方針
役員・支部長
事業報告
事業計画
決算
予算
実施事業の概要報告
地区・支部だより
会員の声
名誉会長 後藤ひとみ 写真 昨年8月末に「教員需要の減少期における教員養成・研修機能の強化に向けて─国立教員養成大学・学部、大学院、附属学校の改革に関する有識者会議報告書─」が公表され、国立大学改革の中でも教員養成分野に焦点化した改革が他分野に先んじて論じられるようになりました。
 国立大学86校のうちの70校以上が一種類以上の教員免許取得の課程認定を受けていますが、教員養成大学・学部に相当するのは44校です。そこで、国立大学全体で教員養成の今後について共有する委員会設置を要望したところ、教育研究委員会のもとに検討WGが設置され、本年3月に「教員の養成及び研修に果たす国立大学の使命とその将来設計の方向性」という報告書をまとめるに至りました。
 この間の様々な指摘の背景には、高等教育機関としての機能強化、Society5.0等が求める人材の育成、少子化への対応などがあり、今後の国際情勢をも勘案した教員養成の変革が求められています。本学は、「チームによる学校づくり」の施策をふまえて、昨年4月に教員養成課程を拡充し、現代学芸課程を教育支援専門職養成課程(心理、福祉、教育ガバナンスの3コース)に改組しました。教員養成大学の評価指標である正規教員就職者数は8年連続全国一位(文部科学省の平成29年9月公表データ)という実績を重ねていますが、平成25年度に文部科学省と協議し定めた「ミッションの再定義」の85%以上には未だ到達していません。
 毎年の学生対象意識調査では、入学時の教職への意欲が、1年生や2年生の後期末、教育実習体験後に低下する傾向があります。これらの改善策として、新課程設置に伴って昨年度よりカリキュラムを変更し、教師教養科目(現代的教育課題対応科目、実践力育成科目)では発達障害・外国人児童生徒・危機管理などの教育課題への対応、学校サポート・多文化体験・自然体験・企業体験による実践力育成を進めています。さらに、教員養成課程の入試では今年の新入生から教職の意欲をみる小論文や面接を導入しました。
 前述の有識者会議報告書にかかわって、昨年11月と今年7月に文部科学省によるヒアリングが行われ、かなり具体的な改革計画を求められました。国立大学全体が第3期(平成28年度〜33年度)の中期目標・中期計画で相当の成果を出す必要があり、初年の28年度には予想していなかった厳しい査定・評価が迫っています。
 本学は学部改組は実現しましたが、大学院(教職大学院の充実、現職教員の研修体制、学部や博士課程との接続等)と附属学校(少子化対応、働き方改革、大学の機能強化等)を柱とした改革は遅れており、これらに連動する学生定員の見直しや人事管理システムの見直しも急務の課題です。
 このような中、今年8月のオープンキャンパスでは史上最多となる4,800名の高校生(保護者の方を合わせると8,000人近い方々)が来学しました。「子どもたちの未来を拓く人」の確実な育成をめざし、今後も学習環境施設を充実させ、様々な体験活動の機会を提供していきたいと思います。来年は、創立70周年を迎えます。同窓生の皆様におかれましては、本学への一層のご支援とご協力をお願い致します。


新部局長の紹介

吉岡恒生 写真 吉岡恒生
学系長
(教育科学系)

  野地恒有 写真 野地恒有
学系長
(人文社会科学系)

澤正実 写真 澤正実
学系長
(自然科学系)

新山王政和 写真 新山王政和
学系長
(創造科学系)