活躍する本学の学生

学生・連携担当理事 都 築 繁 幸
 中野弘幸さん(大学院2年)が2012ロンドンオリンピックの日本代表として出場し、新聞紙面を賑わしています。2008北京オリンピックの石黒由美子さんに続いての快挙です。
 本学は、日頃の教育・研究活動、行事等を学内外にお知らせするために広報部会(部会長:折出理事)が「AUENews」を発行しています。ここには、学生による発表の催し、卒業・修了の演奏会や展示会等で力を発揮している学生の姿、地域で活躍している活動等が多数、紹介されています。
 本学では、学外のコンテスト等で優秀な成績を収め、本学の栄誉を著しく高めた学生には「学長表彰」が行われています。2011年7月には、第95回日本陸上競技選手権大会において、男子400mで4位入賞した中野弘幸さん(大学院1年)、女子走り高跳びで4位入賞した堂之下藍さん(体育専攻2年)。2011年12月には、第20回世界ラン会議(2011年11月:シンガポール)の学生ポスターセッションで1stリボンを受賞した塩田浩喜さん(大学院2年:指導教員;市橋正一教授、加藤淳太郎准教授)、第7回日銀グランプリ〜キャンパスからの提言〜」決勝で優秀賞に選ばれた国際文化コースの鵜飼遥佳さん、前田宗誉さん、村井望さんが表彰されています(論文指導;水野英雄准教授)。2012年6月には、実用数学技能検定(数学検定)でグランプリ金賞(準一級)を受賞した杉崎貴仁さん(数学専攻2年)が表彰を受けています。
 2012年度になり、団体競技で著しい活躍が見られます。創部3年目のダンス部(顧問:成瀬麻美助教)は、地区予選を通過し、第25回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(8月8日:神戸市)に出場しました。初出場で入選という快挙をとげました。第30回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会(10月28日:仙台市)の東海地区選考会で本学陸上部(顧問:筒井清次郎教授)が総合2位の成績をあげ、24年ぶりに全国大会に出場します。
 本学では、東日本大震災の被災地の教育復興を支援する学生ボランティア派遣を行っています。本学は、震災直後から宮城教育大学や福島大学に緊急物資の支援を行い、学生ボランティア派遣を宮城教育大学と調整してきました。現在では、学務ネットで学生ボランティア登録を行っており、登録者は、113人(女性87人、男性26人)です。2012年の夏季休業中には、35人(女性26人、男性9人)が参加しました。
 本学の学生は、文武両面にわたって多方面で活躍しています。同窓会からも多くの御支援を頂いていることに感謝申し上げ、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
日銀グランプリのコンテスト風景 ダンス部の練習風景
東日本大震災の学生ボランティアの様子

母校に向けて〜夢を持ち続けて〜

愛知教育大学 監事 弁護士 村 上 文 男
(法経社教室 昭和44年卒業)
村上文男 写真 2012年4月から本学の監事を務めさせていただいています。
 松田学長が私に監事の白羽の矢を立てたのは、私が本学出身で、弁護士で、愛知県弁護士会の会長経験者だったからではないかと推測しています。
 ある日突然松田学長から事務所にお邪魔したいとの連絡があり何事かと思っていたところ監事就任依頼だったのです。母校のために是非役立ちたいと常々考えていましたので即決で引き受けました。お礼奉公として、本学の発展のために一生懸命努めたい。
 余談ですが、8月には当事務所の事務職員募集に本学出身者が応募してくれて、多数の応募者の中から採用されました。愛教大出身者が当事務所に所属することになり、最近、愛教大とのつながりを感じています。
 私は本学の法経社教室出身で、途中から能力的・性格的に教員には不向きだと考え、弁護士を目指そうと思い、司法試験受験を決意して、公務員試験を受けて裁判所に勤務しました。長い道のりをへて、司法試験に合格して弁護士になり、現在は弁護士20名を含め総勢50名規模の愛知総合法律事務所の代表を務めています。夢を持ち続けることの大切さをかみしめると同時に、愛教大での学びのおかげで、今日の私があると愛教大にはたいへん感謝しています。
 今日、大学、特に教員養成大学は大きな岐路にたたされています。24年6月に文科省からだされた「大学改革実行プラン」〜社会の改革のエンジンとなる大学づくり〜の中でも、教員養成国立大学のミッションの再定義、公的教育機関としての存在意義の「見える化」、改革の工程の確定による改革の加速が求められています。そのためにも同窓会のみなさんの愛教大へのよりいっそうのお力添えが期待されます。私も同窓会の皆さんと共に愛教大出身者として、本学の大学改革の前進のために監事として微力を尽くしたいと思っていますので、ご支援をお願いいたします。

57年次(卒業30周年記念)同窓会

名古屋市立栄生小学校 齊 藤 修 廣
(昭和57年卒業)
 平成24年9月8日(土)、名鉄グランドホテル(名古屋市中村区名駅)にて、「愛知教育大学57年次 卒業30周年記念同窓会」を開催しました。
 ご来賓として、愛知教育大学同窓会会長 竹原 裕様、愛知教育大学同窓会名誉会長(学長)代理副学長 都築繁幸様、愛知県教育委員会委員 加古 博様、名古屋市教育委員会元委員長 神谷龍彦様、愛知教育大学同窓会尾張地区会 副会長 横地正喜様、愛知教育大学同窓会三河地区会 会長 真木利貢様、愛知教育大学同窓会名古屋地区会 会長 加藤友昭様、愛知教育大学同窓会副会長(愛知県小中学校長会長) 坂野重法様、愛知教育大学同窓会事務局長 野田敦敬様の9名をお迎えし、お祝いと励ましのお言葉をいただきました。
 尾張・三河・名古屋の各地区から、現職の教育関係者だけでなく、教職以外の職業に従事している仲間も駆けつけ、総勢211名で盛大に懇親会を行うことができました。
 卒業時の教室ごとでテーブルに集い、30年ぶりに再会した会員からは「久しぶりにあえてよかった」「こういった機会をつくってくれてありがとう」といった声が聞かれました。また、当時のヒットソングが会場に流れる和やかな雰囲気の中で、学生の頃の恋愛話やエピソード、失敗談などの話題で花が咲き、2時間があっという間に過ぎていきました。名残惜しい気持ちの仲間たちは、一塊になって会場を後に、二次会へと足を運んでいきました。
 この会がきっかけとなり、年に一度は、尾張・三河・名古屋の各地区の壁を越えて、同じ大学で苦楽を共にした仲間として再会しようと約束している教室がいくつか見られました。また、わが心理学教室では、来年は泊まりで旅行を計画しようと話が弾んでいました。
 最後になりましたが、30周年の節目を迎え、このような心温まる会を開催できましたのは、ご来賓の皆様をはじめ、先輩方のご指導のおかげと深く感謝しています。また、会の計画や運営にご尽力いただいた役員・スタッフの皆様に改めて感謝いたします。